
注文が多い地域ってどこだろう
毎日配達をしていると絶対に出てくるこの疑問だと思います。
このお店は注文が多い、あの地域は過疎地域だ!などネット上では情報で溢れています。
注文が多い地域というのも個人の経験によるもので、もちろん注文が来ないときもあります。
そこで役に立つのは数字です。
数字は動かない物。
これを使って注文が多い地域を考察してみます。
大阪市などが出している情報から注文数の多い地域を出していきます。
この記事を読むと数字から注文の多い区がわかるようになります。
数字から見る
考察にあたって参考にした項目は3つ
- 人口構成
- 年収
- お店の数
1つずつみていきましょう
人口構成
まず大阪市にある区ごとの人口を見ていきます。
単純に住んでいる人が多いということはお客さんの母数も多くなり、注文数も多くなると考えました。
一番住んでいる人が多い区は平野区で次いで淀川区、東淀川区となっています。
人口だけで考えると平野区の人たちを狙って稼働するのが得策でしょうか。
次はマンション数を見ていきます。
大阪市内で稼働をしている方なら共感されると思いますが、注文者の殆どは集合住宅(マンションやアパート)からです。
もちろん戸建てやオフィスからの注文もありますが、私の実感として9.5割はマンションからです。
マンションの棟数からも考察の対象としました。
2013年までの竣工物件のデータとなりますがご参考ください。
マンションが多い区は中央区で次いで淀川区、北区となっています。
次はタワーマンションの棟数を見ていきます。
こちらは2018年のデータとなります。
人口では多かった平野区や東淀川区はあまりマンションが多くない結果となりました。
戸建てが多い地区なのですね。
特にタワーマンション数は北区、中央区が他の区を圧倒しています。
年収
ウーバーイーツは注文者が配達料を支払うため、お店で食べるよりも割高となります。
ファストフード店でもセットなら1000円前後に鳴ることも多くあります。
ある程度の年収がないと気軽に注文できないのも事実なので世代別、区別の年収を調べてウーバーイーツを積極的に利用しそうな区を探していきます。
ここでも大阪市が発表している資料をお借りします。
ここで1つ問題が。
ウーバーイーツ利用者の平均年収のデータはありませんでした。
確かに利用者アンケートなどでも年収は聞かれなかったので調査していないのかもしれません。
ここで私が調査の基準にしたのが20代の平均年収となります。
ウーバーイーツの利用者は男性、20代が中心とデータで出ています。
つまり、20代の平均年収より高い年収だと注文もしやすいのではないでしょうか。
もちろん年代や、家庭環境により食費にかける割合などが異なりますが1つの参考として見ていただけると幸いです。
調べ方は20代の年収平均から上位層の%で予測します。
大阪府20代の平均年収は374万円となっています。
年収でみたおすすめの区は福島区、西区、天王寺区となりました。
平成20年度の調査で少し古いデータとはなりますが、そこまで大変動する項目でもないので、ご参考にご紹介しました。
反面西成区はとても厳しい結果となりました。
お店の数
最後はお店の数です。
いくら人口が多い、富裕層が多い区でもお店が無かったら注文ができないですよね。
お店の数を調べていきましょう。
ここで使うのはウーバーイーツ加盟店大阪マップです。
以前に加盟店マップについて記事にしましたので合わせて御覧ください。
赤色の円がお店が密集している地域です。
お店が多い地域はやはり繁華街ですね。
心斎橋や道頓堀がある中央区や浪速区、梅田がある北区周辺は店舗密集地となります。
人口の淀川区、店舗の北区
数字から注文数の考察を行ってきました。
注文が多そうな区は淀川区と北区ではないでしょうか。
淀川区は他の区と比べて人口が多いのと、新大阪駅があり、店舗数も多いのが特徴です。
北区は梅田がありますので、圧倒的な店舗数とマンション数が魅力ですね。
富裕層の多い福島区が隣接しているのもポイントです。
一方ミナミ、中央区や浪速区も店舗数が多いので注文も多くなりそうですが人口が少ないのがネックとなりそうです。
人口の多い平野区は店舗、マンションの数がとても少ないという結果となりました。
これらの区に住んでいる人をターゲットに稼働場所を決めていくのも面白いかもしれません。
高齢者が多い、低収入の人が約50%、マンションも少ない西成区で稼働するのはおすすめできないという結果になりました。
あくまで注文してくれるお客さんが多そうな区です。
実際に注文が多いのかは自分で調べる必要があります。
そして最後に重要なことがあります。
あとは配達員の数次第
いくらお客さんが多い、お店も多い区でもそれ以上に配達員が稼働していては、1人あたりの配達件数は少なくなります。
ベテランの方々はあえて配達員の少ない大阪の端っこを稼働場所にして稼いでいる人もいます。
注文母数は少ないのですが、配達員も少ないのでその地域の注文を1手に引き受けている状態ですね。
人口やお店の数を重視するか配達員数を重視するかは個人の価値観によります。
まとめ
人口などの数字から注文が多い区を考察してみました。
今、稼働している地域でなかなか注文が無くて暇な方は一度ご参考していただけると幸いです。
本日も読んでいただきありがとうございます