2021年初頭から2度目の緊急事態宣言が発令されました。
期間は2021年1月8日から2月7日までの1ヶ月となり、飲食、サービス業界は危機的状況にさらされています。
地域は東京、神奈川、埼玉に千葉と限定的ではありますが、今後は知事の要請により範囲の拡大も予想されます。
配達員にとって気になるのは緊急事態宣言で注文が増えるのかではないでしょうか。
外出自粛が叫ばれている中での配達に厳しい意見もあるとは思いますが、生活のためには変えられないという現状もあります。
今回の記事では緊急事態宣言下で稼げるのかを考えていきます。
緊急事態宣言の内容
まずは2度目の緊急事態宣言の内容を確認しましょう。
配達員にとって大きく関係している点だけを今回は取り上げます。
飲食店は午後8時まで
今回の発令ではお店は午後8時まで営業可能とされています。
注目する点は、宅配やお持ち帰りは除くという点です。
午後8時以降は店内飲食については止められていますが、宅配やお持ち帰りは受け付けることは可能ということです。
飲食店の営業時間短縮に関し「宅配やテイクアウトは、時短の要請の対象外であるので、自宅におられる方も活用していただければ」
テレワークの推進
2点目はテレワークの推進です。
出社する人をなるべく減らし、感染者を抑えるという狙いです。
テレワークが徹底されると仕事終わりの飲み会がなくなり、人が家にいることが多くなることでウーバーイーツを利用するきっかけが多くなることが予想されます。
企業の対応
緊急事態宣言期間中に宅配事業を継続するかは企業によって対応が異なります。いくつかのチェーン店を調べてみました。
- マクドナルドは継続の方向
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県の店舗において、以下の期間で、準備のできた店舗から順次20時から翌朝5時までの店内客席のご利用を中止し、お持ち帰り、ドライブスルー、デリバリーのみのご提供といたします。なお、一部の商業施設内の店舗については、施設の要請に基づき営業時間を短縮する場合もございます。
※1月7日(木)時点での状況です。今後変更になる場合があります。予めご了承ください。
- ケンタッキーは中止
日本ケンタッキー・フライド・チキンは、緊急事態宣言で対象となる1都3県のおよそ370店舗で、要請に合わせて短縮営業を実施することを決めた。
営業終了後の時間では、テイクアウトの対応もしないとしている。
- 個人店は判断が分かれる(企業ツイッターなどの確認が必要)
副業配達員にとっては収入減の可能性も
ここまで政府と企業の対応について見てきました。
では実際のところウーバーイーツの需要はどうなるのでしょうか。
結論としては副業で配達をされている方には厳しいと予想されます。
いくつかの理由をあげていきます。
仕事終わりの配達ができない
仕事終わりに配達をしている方だと午後8時以降は開店しているお店が急激に減るため、注文が無い場合があります。
チェーン店は宅配事業のみ継続の企業が多くありますが、個人店は経営判断から休業するお店も予想されます。
また皆さんのお勤めしている企業によっては午後8時以降に出歩くことが禁止されるなど企業のコンプライアンスに抵触する可能性もあります。
今まで以上に注文の取り合い
個人店が軒並み時短営業の場合、頼みはファストフードなどのチェーン店となりますが、チェーン店のみが注文受付中だとそのお店周辺に配達員が集まることになります。
必然的にAIから配達を選ばれる確率が低くなり、稼ぎが悪くなってしまいます。
テレワーク推進が鍵
午後8時以降は店内飲食ができなくなることやテレワークの徹底により、飲み会などはなくなってしまいます。
そうなるとウーバーイーツなどのフードデリバリーの需要が増えることが予想されます。
どこまで企業が在宅での仕事を徹底してくれるかが、今回のポイントとなりそうです。
狙いは朝
今回の緊急事態宣言における飲食店への影響は午後8時以降となります。
言い換えれば午後8時までは通常営業となりますので、より朝や昼の稼働が重要となります。
早朝の稼働はシミが発生しづらく、夜のピーク時と比べて稼ぎにくい印象ではありますが、常連が多く、安定して稼げます。
今まで仕事終わりの夜に稼働してきた方は本業がお休みの日に朝から稼働することにより、ある程度の収入は確保できると思います。
朝から配達を受け入れているお店の探し方は以前に記事にしていますのでそちらもご参照ください。
緊急事態宣言は1ヶ月間だけであるため永続ではありません。
生活に直結することであるので軽率には言えませんが、いつもと違う時間に稼働することで皆さんの新しい稼働スタイルが見つかることを願っています。
配達員自身もマスクや消毒などを徹底し、感染予防に努めていきましょう。
本日も読んでいただきありがとうございます。